マッチング調整クラン。
2年くらい前はそんな言葉すらなかったと思います。
プレイヤーは総じてマッチングの法則なんてわかっていなかったし情報も広く出ていなかった。
いろんなクランで言われていたのは「早あげ禁止」とか「早あげはお断りします」
とかね、そんなもんですよ。
それがiosはいつだ?知らないけど。android版もリリースされてから3年以上が経ち、マッチング係数一覧とかいう怪しい情報が出ていたり、ダクエリ係数とTHの数、ポチタイミングを合わせて意図的に特定のクラン同士をマッチングさせるなんて事が当たり前のように行われるようになっていきましたね。
今はフレンド対戦ってのがあるけども。
となると当然「対戦に勝つこと」を最大の目的として、クラン全体に育成方針をしっかりと浸透させて有利マッチングを作り出すところがバンバン出てくる訳ですね。
日本クランだけでなく、海外クランでもそういう所が多くあるようで、よく対戦で当たるようになりました。
そういう調整について、批判的に見ている人も多くいるようで、その言葉は
格下狩りしかできない雑魚クラン
みたいな、割と激しい言葉で表現される事が多い。
これはおそらく、対戦でそういう相手にボコボコにされて嫌な気分になった事があるんでしょうね。
個人レベルの感じ方については立ち位置によって真逆になると思っていて、対戦で敵になったらムカつく、味方にいるのは心強い。
それだけの違いでしかないように思います。
そりゃね、例えばth9オンリークランでマッチングしたら、相手は赤屋根だらけ。
銅の剣で殴り合ってる所で、無理して先の村で買ってきた鋼の剣使ってる奴に為すすべもなくボコられるみたいなね。
ムカついてtwitterやらブログやら、愚痴の一つも言いたくなるっていう心情はわかる。
では、クランとしてそういうクランを作り上げる事はどうなのか。
そういう切り口なら、「経過としては是、ずっとそれで続けていくのは非である」というのが自分のスタンスだったりします。
え、わかりづらい?
否定か肯定かのどっちかといえば肯定。
だけど、そればっかりやってたらゲームとして歪になっちゃうよね〜って事で、ずっと続けるのは否定的に見ている感じ。
個人がプレイスキルを上げる為に、いろんなユニットの特性を考え、ステータスを考え、編成を考えて戦いに挑む。
または特定資源を集める為に、どういう編成だと集めやすいのか?などを考えたり工夫したりしてせっせと育成を進める。
戦略的早上げ、マッチング調整ってのは、それらと本質的には同じ事だと思うんですよね。
プレイヤーがゲームの仕様を研究し、検証し、更に組織的に実践して初めて成立する訳です。
それも1ヶ月2ヶ月チョチョイとやった程度じゃ無理。
外部ツールを使うようなチートと違って、仕様の範囲で工夫しているだけであるが故に、非難するのはちょっとお門違いだよなぁとも思います。どう言おう、思おうと個人の勝手ですけどね。
と、マッチング調整には肯定的な事ばかり書きつつも、クラクラの良い所は「将棋と同じ」所だと思ってまして。
育成の過程があるので厳密には異なるものの、どんなにお金をかけても、どんなに時間をかけても、現時点での終着点はth11のフルカンストですね。
金かけてガチャ回してレア武器当てると頭ひとつ強くなるとか、そんなクソな事が一つもない。
求められるのは戦略眼と、それをクレバーに実行するメンタルを合わせたプレイヤースキルのみ!
これぞゲームだ、と思ってます。
しかしマッチング調整を延々続けていった場合、行き着くところは全員th11、でも中身はイーグルどころかITやクロスボウもない村だらけ。といったおかしなクランでしょう。
そういう歪な育成を組織的にやった所が勝ち続ける(ただし公式大会みたいな表舞台には立てない)ということになっていく、というか現状で既にそういう様相が見え始めているように思います。
そう言えばついこの前の200勝記念の交流戦がまさにそんな相手だった。
壁なしサブ垢を持ってる俺が言うのも妙かもしれないけれど、これから先マッチング調整がエスカレートしていくと、対戦がつまらないものになっていっちゃうんじゃないかと思っています。
これはマッチング調整クランを卑下する訳でも否定してる訳でもなく、仕様に問題があるなら、それをうまいことあーだこーだとするのは運営の仕事だと思っています。
蔓延っていたチートを毅然と撲滅したように、スパセルさんにはうまい按配の対策を期待したいところ。
と、いうわけで現状は
◆育成の経過としてはアリ、というか必要(th10に上げてすぐにIT建てたりすると悲惨)
◆調整を入れ続ける事はいろんな意味で良くない
ってのが現時点での個人的な結論。
69デナシにおいて運用している調整サブ垢のきゅんちゃんずは、本垢とは別に人数調整&下位の穴埋めフォローができると便利だなーって事で育成し続けています。
気が向いたら、別記事ででも紹介してみようかな〜
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